リビングの片付け手順

リビングの片付け手順

リビングをいざ片付けようと思ってもどこから手を付けたらよいか迷う事があります。
リビングは家族みんなが集まる場所ですので、色々な物も集まってしまいます。
物の量も多くなってしまいますよね。

リビングの片付けのご参考にしていただけましたら幸いです。

1.どのような部屋にしたいのか。置きたい物などをイメージする

いきなり作業をしようと思っても、何を置くのかなどが決まっていないとなかなか始められません。
どこから取り掛かるのかが決まっていないと部屋を眺めて悩む時間が多くなったり、雑誌の確認のつもりが読み込んでしまったりしてしまうものです。

まずはどういう部屋にしたいのか、家具の配置や何を置くのかなどを決めてしまいます。

片付け後の部屋を頭の中でイメージしておくと、そのゴールに向かって進めていけるものです。
飾る物や部屋に陽が射す様子なども想像しておくとモチベーションも保てますね。

ソファーに座って本を読んでいる姿、ペットと遊ぶ姿、子どもと遊んでいる姿、スッキリとした収納で使いたい物をすぐに取り出せている姿など、理想とする暮らしを想像してみましょう。


また特に最初に決めておいた方が良いことは、

  • 個人の物は置くのか。
    置く場合はどれぐらいの量まで置いてよいのか。置くための場所は決めるのか。

です。
片付けが終わってスッキリした最初の頃は、家族も散らからないように個人の物は自室に持って行ったり、使った物を元に戻したりと綺麗な状態を維持しようとしてくれます。

ですがそれも日が経つと、個人の物が置かれたり、読んだ雑誌がそのまま…という事にもなっていってしまうかもしれません。

そんなことの防止のためにも、

最初にルールを決めてしまいます。

「リビングには個人の物は置かない」と決めた場合は置かないように努力します。

個人の物も置くと決めた場合は、例えば

  • 子どもの絵本だけは置いていい
  • カラーボックスを置いて、1人1段は個人の物を置いてもいい

などと決めてしまいます。
そしてそれを家族みんなで守る様にします。
1人暮らしの場合も「置く物」「置かない物」を決めます。

片付けを始めるにあたって、まずは、
どのような部屋にしたいのかを細かいところまでイメージし、
何を置くのか、置かないのかを決めてしまいましょう。

2.物の整理をする

整理とは「不必要な物を取り除くこと」「区別すること」です。
必要な物、いらない物を選別していきます。

この時は単に「いる・いらない」だけではなく、「リビングに必要な物か」も見極めていきます。
最初に決めた「どのような部屋にしたいのか」で決めたルールに従って物を選別していきましょう。

リビングには多くの物が溜まってしまうものです。
他の部屋に置きたい物も置いてあるかもしれません。

選別の作業としては、明らかにいらない物はどんどんゴミ袋に入れてしまえばよいのですが、整理を行う時に疲れてしまう原因の一つに、「移動させたい物をその都度移動させてしまうこと」があります。

ついつい「これは向こうの部屋に」「これはあっちに」とやってしまうものですが、整理は「なるべく動かずに行う」方が楽に進められます。


大きめの段ボールやケースが複数あればよいのですが、無い場合は紙袋でもまたは行き先を書いた紙でも大丈夫です。

いちいち物を持ち歩くのではなく、「子ども部屋」「寝室」「玄関」「自分の物」「誰々の物」などと決めた箱に入れていき、なるべく「その場」を動かないようにします。

行き先を書いたメモの場合も同様です。
少し間隔を空けてメモを置いておき、そこに振り分けた物を置いていきます。

物を持ち歩いてしまうとそれだけで疲れてしまいますよね。
少しでも楽に作業を進めていけるようにしましょう。


また家族の物の整理ですが、「これはいらないだろう」「使ってないし…」と感じる場合でも他の人の物は勝手に捨てないようにします。
片付けはほんの些細な事です。
綺麗にしたいと思っているだけなのに、物を捨ててしまったことで家族とギクシャクしてしまってはもったいないですよね。

それでは片付かないと思えてしまいますが、部屋が綺麗になると自分もきれいにしたいと思う物です。
いずれは家族もやってくれるようになります。
まずは自分の物の整理だけを進めていきましょう。

家族の物はまとめてリビングの一角に置いておいたりその人の部屋に持っていき、それぞれの人に確認してもらうようにします。


そして整理でもう一つ重要なことは、徹底的に物を選別して不必要な物を仕分けることです。
「これは高かったから…」「まだ使えるし…」という判断ではなく、「必要か」「使うのか」「大切か」で分けていくようにします。

これは多くの片付けの本でも書かれていることですが、中途半端に物を捨てるだけだとまた物が増えることになっていってしまいます。
今まで大切にしてきた物ですから、ぜひ悩んで選別をしてみて下さい。
整理に苦労をした後は「あんなに悩んで物を捨てたのだから」と、物を買う時に本当に必要な物なのかを考えるようになり、その後、物が増えることが防げます。
今後のためにもじっくりと整理の作業をなさって下さいね。

3.残した物を収納する

リビングには人が集まるので共有する物も多いですよね。

他の人でも分かる様に収納すると、「物の出し入れ係」にならずにすみます。

場所を決めて収納し、必ずそこへ戻す様にします。
この場所を決めることはとても重要です。
決まっていないと、どこにあるのか、どこにしまうのかが分からなくなることがあります。

入れてある物の名前を書いたラベルをケースに貼ったりして、家族みんなが分かるようにします。
ラベルを貼るのが嫌な場合でも、みんなが場所を覚えるまでの最初のうちは貼っておくとよいですね。

収納は、使いやすく戻しやすくを念頭に、置き場所やどのような収納用品を使うのかなどを考えながら行っていきます。
よく使う物は使いやすい場所に。を考えながら決めていけば、あなたやご家族にとっての使いやすい収納が出来上がります。

4.維持と見直し

使いやすい収納が出来上がったら、あとは乱さないように維持をしていくだけです。
使った物は元あった場所に戻し、新しく買ってきた物は置き場所を決めて収納します。


ですが日々の暮らしの中で、頑張って作り上げた収納も月日が経つと使いづらく感じる時がやってくるかもしれません。

そうなった時はその収納を見直します。
それは片付いた状態を維持することができなくなったわけではなく、物に対する考え方やライフスタイルが変わっただけです。
また今の生活に合った収納を作ればよいのです。

1度作った収納を変えたらいけないわけではありません。
生活に合わせて収納を変更していけば、ずっと使いやすい部屋でいられます。

5.まとめ

あらためて、リビングの片付けの手順です。

1.どのような部屋にしたいのか、どのような暮らしをしたいのか、何を置きたいのかなどを想像する
2.物を徹底的に整理する
3.残した物を収納する
4.維持と収納の見直し

いかがだったでしょうか。
物の選別をしたり収納を工夫することは、最初は大変に思えますが、慣れるとどんどん次を考えることができ、作業も進めていけます。

ぜひ、ご自分の使いやすいお部屋を作っていって下さいね。
ご覧くださりありがとうございました。




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