3.片付け 物を整理する
片付け作業は、まずは物の整理、物を減らすことから始めます。
この時、徹底的に物を減らせれば片付け作業でよくある「リバウンド」を防ぐことができます。
「これはまだ使える」
「もったいない」
「高かったから」
と思ってしまい、物が減らせない。
片付けをしようと物を収納場所から出したはいいけれど、結局眺めただけで時間がなくなってしまった……ということもあるのではないでしょうか?
今まで大切に持っていた物ですから、なかなか捨てられないのは当然です。
物は少ない方がいいのは分かっている。
使いたい物がどこにあるのかがわかるし、同じ物をうっかり買ってこなくなる。
分かってはいるけれど、なかなか手放せないものですよね。
ですがここは片付けをする!
リバウンドはしない!
物を減らす!
と決め、徹底的に物を減らしていきましょう。
なぜ物を減らした方がいいのか?
それは物を徹底的に減らすと、
「あの時に頑張ったのだから、もうリバウンドはしないぞ!」
「断腸の思いであれを捨てたのだから、物を増やさないようにするぞ!」
と考えるようになるからです。
不思議なもので片付けを終えた後は物を買う時に、「これは本当に必要か?」「置く場所はあるのか?」「持っている物で代わりに使える物はないのか?」
を考えるようになります。
また、逆に「これを置いておくのだからあれも置いておこう」としてしまうと、物が減らせないばかりか、リバウンドをしてしまうことがあります。
何故かと言えば「物の選別がきちんとできていない」からです。
また、よく「物をたくさん捨てたけれど、また買い始めてしまっている」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
これは「物をただ捨ててしまった」ことが原因です。
その物が「必要なのか、大切なのか、使うのか」をきちんと考えなかったからです。
何も考えずに捨ててしまったから、何も考えずに買ってしまうのです。
同じことですよね?
物の選別はじっくりと
物の選別はじっくりとなさってください。
大切にしていた物ですから、きちんと考えて判断しましょう。
また物のいる・いらないの判断をする時ですが、必ず収納しているその場所から出して判断を行ってください。
棚やケースに入ったままの物を遠くから眺めているだけでは、なぜか判断がきちんとできません。
きちんと取り出してから1つ1つ見て判断をしていって下さいね。
これはちょっとご参考に……という感じですが↓
大切な物は考えるまでもなく、大切で必要な物です。
「どうしよう?」と考える段階で、もしかしたら必要ない物なのかもしれません。
といっても、やはり迷ってしまうものですよね。
こんな場合は、「保留」としておき、時間を空けて再度判断をしてみて下さい。
意外とあっさりと手放せることがあります。
本当に使う物なのかを考える
物の選別のご参考として、服と本を例にご紹介していきます。
服の整理
- 今シーズンに着ましたか?
- 次のシーズンにまた着たいですか?
- 「いつか着る」と思っていた服は、そのシチュエーションがあった時に着ましたか?
- ボタンが取れた、ほつれた、穴が開いた→直しましたか?直して着ますか?いつ直しますか?
お気に入りは気付いた時に直していると思います。
放置しているのは、もしかしたら無くてもいいと思っているのかもしれません。 - タンスや衣装ケースの底の方にあって、持っているのを忘れていた服
- デザインが実は好きではない
- 「部屋用だから、ちょっと汚れていても平気」と思っている服
郵便配達の人、宅配の人、他、急に人が来た時に、その服を着て出られますか?
本の整理
- 時間があっても読む気になれない
- 途中まで読んだけれど、続きを読む気になれない
- 飽きた
- ちょっとメモをしておけば、本自体は無くても良いと思える
- 試験に合格したから、もういらない
- 情報が古い
- 焼けている、シミがある、ホコリまみれ、本が傷んでいる
また、これはちょっと荒療治な感じなのですが、物の選別をする時に、
泣くぐらいになる物を手放す
と、その後のリバウンドが防げます。
泣くぐらい大切にしていた物を手放すということは、それだけきちんと物と向き合って、本当に必要なのか、大切なのか、を考えたということです。
私の場合は、「子どもの頃に買った犬のノンフィクション本」がそれでした。
ずっと大切にしていた物ですが、全く読むことはありませんし、これがあると物が減らせずにイライラしてしまっていました。
リサイクルショップに持って行ったのですが、荷造りをしている時は泣きそうになりながら行っていました。
この経験があり、お蔭で今では物を買うときに「本当に必要なのか」を考えるようになりました。
あの時手放した本たちには感謝しています。
荒療治ですがオススメの方法です。
ですが本当に泣いてしまう物は止めて下さいね。
後悔の方が大きくなる可能性があります。
何度も言ってしまいますが、今まで大切にしてきた物たちですので、ぜひじっくりと選別をしていって下さいね。
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